【大阪・中崎町】懐かしいと新しいが共存する街。カフェが地域をつなぐ

高層ビルを抜けると、そこには昭和の路地と木造の長屋がある小さな街──中崎町があります。
ここは、古いものと新しいものが混ざり合う場所。
古民家をリノベーションしたカフェやギャラリー、若いクリエイターのショップ、そして昔ながらの喫茶店が、並んでいます。
懐かしさと新しさが混ざり合うノスタルジックな雰囲気と、個性的でお洒落なお店の数々が中崎町の魅力です。
中崎町ってどんなところ?
中崎町は、大阪市北区にある小さなエリア。
戦後の区画整理をほとんど受けなかったため、今も細い路地や長屋が多く残っています。
2000年代からは、空き家に若いオーナーやアーティストが入居し始め、古着屋・雑貨屋・カフェなどが次々と誕生。
地元の人も観光客も、若者も年配の人も、同じ通りを行き交う混ざり合う街になりました。
細い路地を歩けば、個性豊かなカフェが点在し、カフェ巡りを楽しむ人の姿も多く見られます。

中崎町の文化を生むカフェ
中崎町の路地を歩くと、角を曲がるたびにカフェが現れます。
どの店にも個性があり、どの空間にもその街らしさがあります。
1. ナカザキカフェ
プロのパティシエが作るフレンチトーストと、季節のフルーツをたっぷり使ったパフェがメインのスイーツカフェです。店内は可愛らしい装飾が施され、写真映えするメニューも豊富です!
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2. World tree
国茶やアジアの野草茶、アジアのコーヒーが楽しめる専門店です。オーナーが自ら茶葉を買い付け、200種類以上もの厳選された茶葉が揃えられています!お茶の初級〜上級教室や中国語教室も開講しており、お茶文化やアジア文化を深く知るイベントも開催しています。
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中崎町には、40年以上続く喫茶店もあります。
初代の頃から通う常連さんもいれば、若いお客さんも同じカウンターでコーヒーを飲む。
昭和の雰囲気を壊さずに守りながら、オムライスやナポリタンなどの新メニューを加える。
そんな変化が、この街をつくっています。
大きなチェーンが進出しても、街の個性が失われないのは、「この場所を好きでい続けたい」というカフェオーナーがいるからです。
カフェから広がる、地域創生
中崎町では、カフェを中心にしたさまざまな取り組みが始まっています。
たとえば、カフェを間借りして開く小さなマルシェ。
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他にも
・空き家をカフェやアトリエに改装し、再び人が集まる場所に。
・商店街と連携したスタンプラリーや季節イベント。
・手ぬぐいや焼菓子など、地元素材を使ったコラボ商品の開発。
このような活動や人を街に呼び戻し、街を動かす力になる。
カフェが地域を元気にしています。
まとめ
レトロとモダン、喫茶とギャラリー、常連と観光客。
ちがうもの同士が混ざり合いながらカルチャーをつくっていく街──
それが、中崎町です。
その真ん中で、カフェは今日も、誰かの時間と誰かの思いをつないでいます。



