| 店舗名 | 喫茶ダンディ |
|---|---|
| 住所・場所 | 大阪府摂津市東別府2-7-22 |
| 営業時間 | 平日9:00〜14:00 土曜・祝日8:00〜16:00(定休:日曜) |
| @yuki_mei_dpl |
店名は、両親が約50年前から営んでいた喫茶店の名前を引き継ぎました。約半世紀に渡り、地域を代表する喫茶店でした。当時は喫煙可でしたが、私の代からは店内を禁煙にしてテラスで喫煙して頂けるように分煙する事で、様々なお客様にご利用頂けるように配慮しています。
BGMは落ち着いたジャズ。喫茶店と言う名に相応しく、モーニングやランチとデザートと共に、珈琲と紅茶を嗜みつつ、店主とスタッフとの会話を中心に、お客様同士の横の繋がりを大切にして行きたいです。お客様の人生の一部であれるよう、お一人様でも気軽にご来店頂けるように、いつも店内が温かい雰囲気になるように心掛けたいと思います。
トレードマークは、赤いエントランスの扉とテラスのオーニング。店内のテーブルとカウンターは全て一枚板。扉と椅子はアンティーク。照明はステンドグラス。BGMは落ち着いたジャズ。
コーヒーは、西宮に本店のあるTAOCA COFFEEさん、紅茶は「マツコの知らない世界」にも出演された吉田直子さんが運営する、西宮のスシーラティーさんより、スリランカのサバラガムワにある自社茶園で生産した、スシーラガーデンティーを使用しています。
地域の人達が安心してくつろげて、モーニングやランチを食べて頂いた後の、最後のコーヒーと紅茶まで最高に美味しい喫茶店を目指しています。お一人様でも気軽にご来店頂けるように、いつも温かい雰囲気を作れるように心掛けたいと思います。地域的に若い子育て世代も多いので、赤ちゃんも安心して過ごせるように、最大8名様まで可能なフローリングの個室もご用意させて頂いています。個室は女子会や会議、ベビールームとして様々な用途で活用して頂いています。
ワンちゃんもご一緒にご来店頂けるよう、テラスにはリードを引っ掛けるフックも取り付けています。
ランチメニューは、常連のお客様が飽きないように定期的に変えて、オススメのハンバーグは肉の品質に拘って仕入れています。
開業したいと思ったきっかけ
学生時代に始めた居酒屋でのアルバイトをきっかけに、様々な飲食店のアルバイトを経験。大学卒業後、現在中津にある「ビストロ・ド・ヨシモト」の吉本シェフのもと、淀屋橋の「レストラン ラ・クロッシュ」で2年間程サービスとして勤務。当時一緒に働いていた料理人やサービスマンの先輩方の勤勉さと、お客様に喜んで貰う事を大前提にしたサービス精神に多大な影響を受ける。まさしく私のサービス経験の集大成となる。
その後幼少期より学び続けていたクラシックピアノの教室を自宅で開講。以後15年間地域の子供〜大人までを対象にピアノを教えていたのですが、娘が小学校に上がるタイミングで閉校。その後父が他界した事をきっかけに閉店していた自宅の喫茶店の復活を考えるようになる。家族の理解を得た後、カフェズライフの開業シミュレーションコースに入学。バラエティに富んだ先生方やスタッフの方々との出会いはとても貴重な経験となり、地元の人達との交流の中で喫茶ダンディの再建を応援してもらい、2025年6月にリニューアルオープン。人件費と売上など、問題は山積みですが、カフェズライフの卒業生や先生、スタッフの方々のお力をお借りしながら今の問題を何とか乗り越え、長く地域に愛される銘店になって行きたいと思っています。これからも宜しくお願い致します。
開業準備~OPENまでのストーリーやエピソード
私の場合は自宅の喫茶店の再建だったので、場所と物件は既に決まっていました。
しかし木造築50年程の物件だったので、私が喫茶店を辞めた後も相続で子供に引き継ぐ前提で、今後50年程の賃貸物件としての価値を高める為に、耐震強度の補強、断熱材、物件の一部を駐車場にする(2台分)、テラスの作成、テーブル、椅子、照明込みで最終的には2200万円程かかりました。客席は店内30席、テラス6席。断熱材は入れて良かったです。真夏でも、個室(8席)以外は、キッチン含めて業務用エアコン1台で行けてます。株式投資で増やした自己資金は1400万円。金融公庫から800万円借りました。
内装は、キッチンの設計はカフェズライフさんから紹介されたヴァルールさんに手伝って貰い、客席は、個室やグランドピアノ、4名テーブルの配置などをカフェズライフの先生方にもご意見を頂いて、工務店さんと一緒に考えました。
改装でお金が掛かったので自己資金にあまり余裕が無かったのですが、スタッフはオープン半月程前から雇い、ドリップコーヒーの練習や接客など、練習を積んで貰いました。オープン前の人件費は痛かったですが、そのおかげでスタッフの団結やオープンへの準備はある程度出来ていたように思います。
メニューは、基本的にコーヒーと紅茶に合う物を前提に考えたので洋食が多いですが、実際にオープンしてからの客層が、地域の高齢者の方が多かったので、少し食べやすい物をこれから増やして行こうと思っています。
食後にコーヒーと紅茶と言うスタイルを定着させる為に、メニューは全てコーヒー・紅茶又はジュース付になっています。
カフェズライフでの思い出
私は調理場経験が殆ど無かったので、調理の授業にとても興味を持っていました。仕込みや原価計算、オペレーションなど、とても役にたったと思います。実際に店を切り盛りする中で、授業のようにオペレーションがスムーズに行かない事も多く、今現在も試行錯誤ですが、1日も早く改善させていこうと思っています。
セレクトレッスンでも、普段教えて貰うことの無い先生の授業など、受けて良かったと思います。
開業へ向けては、とにかく色んな人に相談に乗って貰ったと思います。開業を決意してからも不安との戦いだったので、地元の商工会さんや、卒業生の東淀川の「カフェリッツ」さんや、門真の「タピコカフェ」さんに足繁く通って色々教えて頂いたり、開業直前に松本先生にもう一度経理について教えて頂きました。
まだまだ思い通りに行かない事だらけですので、今後ともご指導の程、宜しくお願い致します。
最後に(今後の展望や思いなど)
オープンから約3カ月、店内の営業をこなすのに必死でしたが、これからはテイクアウトも充実させて行けたらと思っています。あと、オープンが9時〜と言う事もあり、モーニングの集客がなかなか難しいので、モーニングのお客様を増やす為にどうしたらいいのか、考えて行かなければと思っています。
摂津市は小さい街で、地域密着のお店が殆どなので、同時期に開業した人達と横の繋がりを持って、お互いに協力やコラボなどをしながら、摂津市内での知名度を高めて行きたいと思っています。