2025/11/02

【大阪・個人カフェ】おいしいコーヒーが飲める人気の自家焙煎カフェ

大阪には、スペシャルティコーヒーや自家焙煎にこだわる個人カフェが数多くあります。
バリスタが常駐する焙煎カフェや、テイクアウト中心のコーヒースタンドなど、スタイルもさまざま。
豆の仕入れから焙煎、抽出までを自分の手で行うオーナーも多く、それぞれの一杯に個性と想いが詰まっています。

この記事では、大阪各地で人気の「おいしい自家焙煎コーヒー」が味わえる個人カフェをご紹介。
焙煎へのこだわりはもちろん、お店ごとに込められた“コンセプト”や“世界観”にも注目です。
自然の中でゆったり過ごせるカフェ、隠れ家のようなカフェ、そして日常を少し特別にしてくれるカフェまで──。

休日のカフェ巡りや、一人でゆっくり過ごしたい週末にぴったりの場所が見つかるはずです。
焙煎の香りに包まれる大阪のコーヒー文化を、ぜひ体感してみてください。

①螺旋珈琲(弁天町駅)

築60年のネジ倉庫をリノベーションして誕生した、自家焙煎コーヒー専門店「螺旋珈琲」。
JR・大阪メトロ弁天町駅から徒歩7分の静かな住宅街にあり、黒で統一された空間が印象的です。

店主の宮本さんは、「黒」というテーマのもと、外装・内装・焙煎機・カップまですべてを黒で統一。
倉庫の無骨な雰囲気を生かしたインダストリアルな空間には、静けさと余白を感じる雰囲気が。
店名の「螺旋」は、この建物がかつてネジ倉庫だったことに由来しています。

看板メニューは、エスプレッソに竹炭を加えた「黒・ラテ」。
グラスの中で白と黒が混ざり合う様子は美しく、まるでアートのようです。
竹炭は無味無臭で、味わいはカフェラテそのものながら、まろやかでやさしい口当たりが特長です。
他にも、コーヒーチェリーの果皮「カスカラ」を使った自家製クラフトコーラや、スパイスの効いたパウンドケーキなど、“黒”をテーマにした個性的なメニューが並びます。

焙煎は4種のシングルオリジンを中心に、店内で一粒ずつ丁寧に。
ドリップコーヒーは、陶器とガラスの2種類のカップで提供され、温度による香りと味わいの変化を楽しめるよう工夫されています。
コーヒー豆は200g〜販売しており、猫のイラストが描かれたパッケージはギフトにも人気です。

2階にはギャラリースペースを併設し、アート展示やワークショップ、保護猫の譲渡会なども開催。
「コーヒーを通じて、人と人がつながる場所をつくりたい」というオーナー宮本さんの想いを感じるカフェです。

店名:螺旋珈琲

営業時間:12:00~19:00

定休日:水曜日

住所:〒552-0007 大阪府大阪市港区弁天5丁目1−12

Instagram:@rasen_coffee_roaster

カフェ紹介記事はこちらから▶︎https://cafenowa.jp/archives/cafe/00003 

 

 

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②Indigo coffee roaster(枚方市駅)

京阪電鉄・枚方市駅から徒歩3分。
2024年11月にオープンした自家焙煎スペシャルティコーヒー専門店「Indigo Coffee Roasters」は、青と木目が調和した洗練空間が印象的なお店です。
店名の「Indigo(藍色)」には、日本人に馴染み深い藍染のように、長く人に寄り添う存在でありたいという願いが込められています。

コンセプトは「Everyday is a good day」。
いい日も悪い日も、コーヒーを通して心穏やかに過ごしてほしい──そんな想いのもと、オーナー自らが一粒ずつ焙煎する豆を提供。
店内に設置された韓国製の焙煎機が静かに回り、香ばしい香りがお店中に広がります。

コーヒーは常時4種類のスペシャルティ豆をラインナップし、注文前に試飲できるサービスも人気の理由のひとつです。
「自分の好みがわからない」という方も、オーナーと相談しながらお気に入りの一杯を見つけられます。
定番のハウスブレンド「KOHAKU」は、すっきりとした後味で飲みやすく、初めての方にもおすすめ。
季節ごとに豆の産地が変わるため、訪れるたびに新しい出会いがあります。

枚方市内のスイーツ店の焼き菓子やカヌレも並び、コーヒーとの相性も抜群。
大きな窓から差し込む午後の日差しが心地よく、ゆったりとした時間を過ごせます。
また、店内にはコーヒー豆販売コーナーもあり、焙煎したての豆を自宅でも楽しむことができます。

 

店名:Indigo coffee roaster

営業時間:10:00~18:00

定休日:水曜日

住所:〒573-0032 大阪府枚方市岡東町19−20 エル枚方 1F

Instagram:@indigo_coffee_roasters

カフェ紹介記事はこちらから▶︎https://cafenowa.jp/archives/cafe/00018

 

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③虚珈琲 kyocooffee(関目駅)

大阪・関目にある夜の自家焙煎珈琲店「虚珈琲(きょこーひー)」。
店名の「虚」は、オーナー・柏本恭子さんの名前「恭子」と、
“心にわだかまりがなく穏やかに物事に向き合う”という意味をもつ「虚心坦懐(きょしんたんかい)」を組み合わせたものです。

深夜11時まで営業しており、仕事帰りや飲み会のあとにふらりと立ち寄れるのが魅力。
店内は落ち着いた照明と音楽に包まれ、香ばしい深煎りの自家焙煎コーヒーが漂います。
看板メニューの「大地が謳うマンデリン」は、しっかりとしたコクと香ばしさが特徴。

フードメニューは、スパイスカレーや味噌汁セットなど、体にやさしいものばかり。
手作りのスイーツも人気で、夜の時間を穏やかに過ごしたい人にぴったりです。
席につくと、どこか家のような安心感があり、本を読んだり、考えごとをしたりと、それぞれが自由な時間を過ごしています。

オーナーの柏本さんがこの店を開いたのは、「自分が欲しいと思った場所をつくりたかったから」。
仕事帰りにアルコールなしでほっとできる場所、一人でいても心が落ち着く空間を求めて、自分の理想を形にしました。

「お店は空っぽの箱のようなもの。そこに来る人たちが、それぞれの時間を自由に過ごせたら嬉しい」
その言葉の通り、虚珈琲は決まりごとに縛られず、静かに、そして穏やかに流れる時間が魅力のカフェです。

 

店名:虚珈琲 kyocooffee

営業時間:土・日:17:00~23:00、月・水・金:19:00~23:00

定休日:火曜日・木曜日

住所:〒536-0008 大阪府大阪市城東区関目3丁目3−19

Instagram:@kyocooffee/a>

カフェ紹介記事はこちらから▶︎https://cafenowa.jp/archives/cafe/00069

 

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④上町鉄道珈琲(谷町六丁目駅)

大阪・谷町六丁目エリアにある「上町鉄道珈琲」は、ちょっと珍しい“鉄道模型と自家焙煎珈琲”のカフェ。
店内の真ん中には鉄道模型のレールが走っていて、お客さんはその周りの席に座ってコーヒーを味わえます。
自分の鉄道模型を持ち込んで走らせることもでき、持っていない人には無料レンタル車両も用意されています。
鉄道が好きな人も、コーヒーが好きな人も、どちらも楽しめる空間です。

オーナーの古川さんは、学生時代にコーヒーノキを育てた経験や、食品メーカーでの仕事を通じて、「自分の手で焙煎したコーヒーを届けたい」という想いが強くなり、開業を決めました。

鉄道ファンとしての個性を活かし、「自家焙煎×鉄道模型」というユニークなスタイルを形にしました。

内装は、夕方から夜にかけても映えるバーのような落ち着いた雰囲気。
鉄道模型が走る音を聞きながら飲む深煎りコーヒーは格別です。
訪れた鉄道ファンが寄贈した古い写真や模型が飾られ、まるで“鉄道とコーヒーの小さな博物館”のような温かさがあります。

お店では、香ばしくコクのある自家焙煎コーヒーを中心に提供。古川さんは「自分の好きな世界をそのまま形にしたい」と話します。
好きなものを仕事にし、地域の人やファンが集まる居心地のいい場所として親しまれているカフェです。

 

店名:上町鉄道珈琲

営業時間:14:00~18:30

定休日:火曜日

住所:〒540-0005 大阪府大阪市中央区上町1丁目6−12 清水谷ビル 3階

Instagram:@urcoffee2022/a>

カフェ紹介記事はこちらから▶︎https://cafenowa.jp/archives/cafe/00050

 

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⑤自家焙煎工房 フジコ珈琲(大正駅)

駅前ながらも落ち着いた隠れ家のような雰囲気で、サイフォンで丁寧に淹れたコーヒーをゆっくりと楽しむことができます。

オーナーの山内さんは、治療家としても活躍されています。
その経験を活かして、東洋医学の考えを取り入れた季節ごとのブレンドコーヒーを提供。
「季節によって、体が求める味や香りは違う」という発想から生まれたブレンドは、一口飲むと体の内側から温まるような、やさしい味わいが特徴です。

人気メニューは、自家製バスクチーズケーキと昔ながらのプリン。
コーヒーとの相性も抜群で、甘さ控えめのスイーツがコーヒーの香りを引き立てます。
仕事帰りや休日に訪れて、心と体をリセットする人も多いそうです。

お店の名前「フジコ珈琲」は、亡きお母さまの名前から。
「母と一緒に喫茶店をしたい」という想いがきっかけで始まったカフェには、お母さまへの感謝とあたたかい気持ちが込められています。

「コーヒの医学的な力をもっと多くの人に知ってもらいたい」と語る山内さん。
今後は、“整骨カフェという新しい形にも挑戦していきたいそうです。

 

店名:自家焙煎工房 フジコ珈琲

営業時間:金・土・日:9:00~19:00、月・火・水・木:10:00~19:00

定休日:不定休

住所: 〒551-0002 大阪府大阪市大正区三軒家東1丁目16−2

Instagram:@fujikocoffee/a>

カフェ紹介記事はこちらから▶︎https://cafenowa.jp/archives/cafe/00055

 

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⑥CAFE TIA‘M COFFEE ROASTER(鶴橋駅)

大阪・鶴橋にあるCAFE TIA’M COFFEE ROASTERは、白を基調とした落ち着いた雰囲気の自家焙煎カフェ。
“cup of excellence”や“トップロット”など、高品質なスペシャルティコーヒーを手頃に楽しめます。

オーナーの左近さんは、SCAJ(日本スペシャルティコーヒー協会)大会の審査員も務めるコーヒープロフェッショナル。
焙煎した豆を使ったコーヒーは香り高く、酸味と甘みのバランスが絶妙です。

店内では、専属パティシエが焼き上げるスイーツを提供。
コーヒーとの相性が良く、香ばしさと甘さを同時に楽しめます。

韓国カフェをイメージした空間は、清潔感のある白と木目調のデザインが特徴。
鶴橋という立地を活かし、“推し活”もできるカフェとして人気を集めています。

以前はテイクアウト中心で営業していましたが、「コーヒーとスイーツを日常に取り入れたい」という思いから、現在の店舗へ移転。
多彩なスペシャルティコーヒーとともに、心地よい時間を提供しています。

 

店名:CAFE TIA‘M COFFEE ROASTER

営業時間:11:00~17:00 (土日は18:00まで)

定休日:不定休

住所: 〒544-0034 大阪府大阪市生野区桃谷3丁目4−9

Instagram:@cafetiam_coffeeroaster

カフェ紹介記事はこちらから▶︎https://cafenowa.jp/archives/cafe/00078 

 

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⑦NIRVANA Coffee(若江岩田駅)

大阪・専正寺の境内にある「NIRVANA Coffee(ニルヴァーナコーヒー)」は、住職自らが焙煎を手がける自家焙煎コーヒー専門店です。

仏教用語で「涅槃(ニルヴァーナ)」を意味する店名には、煩悩を手放し、心を静める時間を過ごしてほしいという想いが込められています。

扱う豆はすべて雑味の少ないスペシャルティコーヒー。さらに一粒ずつハンドピックを行い、透明感のある味わいを追求しています。店内で焙煎された豆は、テイクアウトやプレゼント用としても人気です。

もうひとつの特徴は、住職による「ご祈祷(厄除け)コーヒー」。
焙煎前にご祈祷を行い、“日常の中で心が整う一杯”として多くの人に親しまれています。
コーヒーを通して、マインドフルネスを感じられる体験ができるのも魅力です。

境内の一角にある店内は、外観こそお寺ですが、中に入ると静かな照明と音楽が漂う隠れ家のような空間。
非日常を感じながら、ゆっくりとコーヒーを楽しむことができます。

メニューは常時10種類以上。
オリジナルブレンドをはじめ、黒蜜豆乳プリンやアフォガード、季節のパフェなど、コーヒーと相性の良いスイーツも人気です。

オーナーであり住職の和田さんは、「お寺を“祈りの場”としてだけでなく、地域の人が気軽に集える場所にしたい」と話します。

静けさと香ばしい焙煎の香りが漂う専正寺の境内で、心が整う一杯を味わってみてはいかがでしょうか。

 

店名:NIRVANA Coffee

営業時間:11:00~17:00 (土日は18:00まで)

定休日:不定休

住所: 〒578-0947 大阪府東大阪市西岩田1-8-19

Instagram:@shakanirvanacoffee

カフェ紹介記事はこちらから▶︎https://cafenowa.jp/archives/cafe/00079

 

⑧もぐらの寝床 さわ珈琲(金剛山の登山口)

金剛山の登山口にある「もぐらの寝床 さわ珈琲」は、自然に囲まれた自家焙煎カフェです。

かつて登山客の憩いの場だった桜茶屋の建物をそのまま活かした外観は、どこか懐かしさを感じます。
内装には廃材を使ったナチュラルな木の温もりがあり、ゆったりとくつろげる空間が広がっています。
登山帰りの休憩や、のんびり過ごしたい人にぴったりの場所です。

自家焙煎のスペシャルティコーヒーは、丁寧にハンドドリップで抽出。
季節のフルーツや地元の食材を取り入れたスイーツとのペアリングも楽しめます。
人気メニューは、香ばしいカヌレや昔ながらのプリン、マフィン、ホットサンドなど。
旬の食材を使った限定メニューもあり、訪れるたびに新しい味に出会えます。

店名の「もぐらの寝床」には、ゆっくり休んでほしいという想いが込められています。
カフェの隣には雑貨店と整体も併設され、地域の人が気軽に立ち寄れる場所として親しまれています。

「美味しいコーヒーはもちろん、地元の恵みを取り入れたスイーツやフードで、
自然を感じてもらえるカフェにしたい」と松井さん。

金剛山の登山口で、やさしいコーヒーの香りとともに、時間を忘れてくつろげるひとときを過ごしてみてください。

 

店名:もぐらの寝床 さわ珈琲

営業時間:11:00〜16:00

定休日:定休日:毎週土曜、日曜日(隔週土曜日、間貸し営業)

住所:大阪府南河内郡千早赤阪村千早980

Instagram:@sawachiyan30

カフェ紹介記事はこちらから▶︎https://cafenowa.jp/archives/cafe/00082

 

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まとめ

大阪には、味だけでなく「想い」や「世界観」で選ばれる自家焙煎カフェがたくさんあります。
それぞれの店には、オーナーの人生や価値観が込められた一杯があり、
焙煎の香り、空間、音楽──そのすべてがその人の物語を伝えています。

忙しい日常の中で、少し立ち止まってコーヒーを味わう時間。
忙しい日常の息抜きに時間だけでなく、自分と向き合う小さなリセットの瞬間かもしれません。

お気に入りの一杯を見つけに、大阪のカフェ巡りへ出かけてみてください。
きっと、あなたの心に寄り添うとっておきの焙煎カフェが見つかるはずです。